時代的に新しいレンズはそれほど試していないし、持っていないのにこんなこと書くのは偉そうだけど、モノクロが似合うレンズってあるんだよね。
NIKKOR Auto 系、minolta の AUTO ROKKOR・MC ROKKOR、Canon の Sレンズは断然モノクロとの相性が抜群。このレンズたちを使って撮ったモノクロの写りが大好き。

この写真は、Voigtländer の ULTRON 40mm f/2 SLII N Aspherical を使ってるんだけど、Voigtländer（コシナ）は比較的今のレンズだから、カラーもモノクロも良い意味で無難（変に尖っていない）にきちんと芯を写してくれる。それって優秀なレンズってことだよ。時代は違うけど、Tessar 50mm f/2.8 もそういう存在。
だからと言って、Ai Nikkor、OM-SYSTEM や Super-Takumar が凡庸なレンズというわけじゃない。どれも特徴をきちんと身に纏った、撮る状況や撮っている時の気分を受け止めてくれる大切なレンズ。

永いこと、のらりくらりと写真とカメラを楽しんでいると、こんな独りよがりがシャッターを切っているようになってしまうんだ。独りよがり、いいんじゃない、楽しみなんだから。